おばあちゃんポニー「ジル」
「9月の敬老の日」
30年以上生きてきたおばあちゃんポニーのジルが、昨日18時ごろ、天に召されました・・
多くの方に愛されて、敬老の日にはたくさんの応援メッセージもいただきました。
要因は老衰。先日血液検査をして、加齢による腎臓膵臓等の多臓器不全を起こしていることが分かりました。
最後は、スタッフが見守る中、眠るように息を引き取りました。
馬で、そんな風に最後を迎えられた者は、私は初めてでした。
普通そんなことはありません。
「10月のジルちゃん」
おとなしくて、人が好きだったジルちゃん。
「家畜」は「ペット(愛玩動物)」とは違います。
人と動物でお互い支えあっている関係が家畜の基本。
馬が「可愛いから」という理由でずっと最後まで飼うことをしたら、どの個体にもそうしたくなり、最後には部屋が全て老馬ばかりになり、乗馬体験などのお仕事もできなくなってしまいます。
まれに、乗馬クラブなどで「この馬は費用を全部負担するから最後まで飼ってやってくれ」という人物が現れた場合、最後まで飼育する特殊な事例もないことはないです。
そんな中で、観光牧場である馬飼野牧場で、仕事が「餌を食べる事」「おとなしくお世話をさせてくれること」「可愛がってもらう事」という特殊な状況だったことと、その状況を許してくれた馬飼野社長の配慮があった事で、今回の大往生を迎えることができました。
最後まで応援してくださった方々、本当にありがとうございました。
※さっき、ウチの下の子(1年生)が「空が飛べたらいいのにな。そしたらジルちゃんに会いに行けるねぇ」と言って・・・泣いていました。
「丸い窓」
中には・・・
「リオとトキオ」
現在、モモとリオとトキオがまかいの牧場にいる小さな馬、ポニーです。
「ありがとう」
連続4日間遊びに来てくれたレイ君ハナちゃん達。
レイ君は「将来まかいの牧場でお仕事をしたい!」と公言する熱意の持ち主。
お待ちしております。
私はいますから。
その時に。
「イルミネーションを外す」
この建物は、12月で終了。
引っ越し準備として、イルミネーションを外しております。
Comments
うちの娘が初めて餌やりに成功した馬がジルさんでした。
大きな馬には怖がってしまったけど、ジルさんは掌に優しくキスするように、掌に載った餌を食べたので、成功した娘はジャンプして喜んでいました。
今でもその姿が思い出されます。
ジルさん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
おお・・・・
いろんな方々の成長や思い出の中で、ジルは生きているのですね・・・
暖かいお言葉ありがとうございます。
私も、山の上の慰霊碑で名前を呼ぶ馬がまた1頭増えました。