富士山は活火山なので、今後噴火する可能性は「100%」
「ひ…ま…」
私たちが自作したサイレージ(乳酸発酵した牧草飼料)を、一部の動物に
今、あげています。
ルンちゃんが「これ…あんまりおいしくない…」と、
ススキ(雑草であり、食感はゴワゴワしている)を口からパサリと落としたので
拾い上げて、パールにあげる →「なにこれやだぁ…」と落とす
拾い上げて、イーグルにあげる→「なんジャこりゃ…」と落とす
拾い上げて、アイヒメにあげる→「…まぁ…食べろってんなら…食べるわ…」と食べる。
※そのシーン↑
流石、日本の在来馬。
馬の本に「馬の中でも粗食に耐える種類である」と記述があるが、なるほど。
アイヒメちゃんは、粗食に耐えていた。
「社長の頑張り」
遊具スタッフの「ここのイチョウが無ければ助かる…」と言う言葉に馬飼野社長が応え
忙しい合間をぬって、時間をつくり、この銀杏の強剪定を完了させました。
「なんだこれ?」
道向こうの駐車場をつなぐ地下道(的なトンネル)に、動物のフンらしきものが…
なぜここに??
いつもはこんなことはない。
謎です。
「昨日は」
年に1回、必ず受けなければならない「動物取扱責任者講習」を富士市で受講。
「殺処分ゼロを目指している結果」
捨て猫、捨て犬は、約10年前には全国で16万頭以上が殺処分されていました。(事実)
それが今では1万頭前後まで減らすことが出来てきています。
静岡県では10年前5000頭近かったものが昨年は180頭。(内訳:犬3頭、猫177頭)
動物愛護教室開催や、犬猫の譲渡率を上げるための懸命の努力の結果です。
制度的にも、「捨て猫捨て犬は、いかなる理由があっても保健所(愛護センター)では受け入れません」というルールを作った事も大きい。
販売・繁殖業者にも強い指導をし、多頭飼育崩壊状態の案件も大変少なくなりました。(それでもまだある)
馬飼野牧場でも、捨て猫?的なネコちゃんがあらわれたことが何回かありましたが、スタッフがお家で飼ったり
飼ってくれる人を探したりしています。
行政での「殺処分ゼロ」の目標達成は目前です。
「富士市から見た富士山は、右側に【でっぱり】がある」
富士市総合庁舎での講習を終わり、外に出ると富士山がババーンと見えました。
馬飼野牧場からみる富士山とは形が違います。
右側のでっぱりは、「宝永火口」です。
315年前の「宝永大噴火」で、噴煙の噴き出した場所はここ。
「図解」
宝永噴火のポイントは、記録がある中で最大の噴火で「詳細な記述による記録」が残っている事です。
噴火が40日間続いた事や、最初は白かった火山灰が 黒い火山灰に変わってきたことなど、
記録が残っているおかげで状況が詳しくわかっています。
※この噴火では、溶岩は流出せず、火山灰を大量に噴き出したタイプの噴火でした(プリニー式噴火)。
「富士山は何層にも重なってできた山」
富士山は、大雑把に言って4つの山が重なって出来ています。
別の言い方をすれば「大噴火の度に大きく成長している活火山」ということです。
さかのぼって例を挙げれば、オレンジ色の「小御岳火山(こみたけかざん)」が70万年前の活動期にできたもの。
その後も何百回もの噴火を繰り返してきた富士山。
黄色の「古富士火山(こふじかざん)」で1万年~5000年前の活動期。(この頃、東京方面に降り積もった火山灰が「関東ローム層」)
「前回の大噴火は【大地震の49日後】に起きました」
記録が残っている地震の中で最も大きかったのは、【宝永地震(1707年:マグニチュード9と推測)】でした。
その大地震の49日後に、宝永大噴火が 起きました。
地震と噴火は当然連動しやすい、という例です。
現在、富士山は多くのレーダーなどで24時間監視する体制が整い、運用されております。
地震の予測はなかなか出来ていないのが実情ですが、噴火だけは予測がある程度できます。
噴火は、餅を焼いた時のように【膨らんでから「プーッ」と吹き出す】ので、「予兆なくドカーン」だけは絶対にありません。
「こんな監視体制」
レーザーを使った計測では、地面が膨らんで、距離が少しでも離れるなどの異常があれば、すぐに分かります。
最後に、地震については前回の東北大地震の際に重要な「兆候を示すデータ」が採れています。
そのデータとは、全国に地震計が設置されている中で「常に全国で起きていた微細な地震が、一斉になくなった」という異常が起き、
その「静寂の48時間後に巨大地震」だったのです。
止めることはできなくても、間もなく巨大地震が来る!噴火が起こる!という警戒情報ぐらいは出せそうにはなってきました。
起こるかもではなく、「100%起こる」事だけは間違いないので、人も動物も有事の備えをしておきたいものですね。
※すみません、今日はお休みなのでちょっと長くなりました(;’∀’)