樹齢50年のナラの大木をとうとう倒す(ナラ枯れ被害処理)
「オモチちゃん親子」
生まれたばかりの羊の親子を
そっと のぞきに行ってみる。
カオが・・・
「ファッショナブルです」
今、バク上がり中の「チモシー・ヘアー」でキメる
おもちちゃん(母)。
※バク上がりなのは、草(餌)の単価ね。
「隣では」
・・・
「やぎの、おとちゃん」
「わたしは・・・?」と
トダお姉さんに目で訴える
人が大好きな、おとちゃん。
(;´∀`)
「乗馬コーナーのナラの大木」
昨日は、定休日の中で、営繕さんみんなでナラの大木処理に取り掛かる。
100メートル以上離れても、この存在感。(右奥の大木)
「それが倒れる瞬間動画(25秒ほど)」
自分よりも長生きしている樹を倒すことに畏怖の念を抱きながら、
そだつのに何十年もかかった木、倒すとなればあアッという間・・・。
倒木は1歩間違えば大被害や命を失うことも起こり得る、大作業。
なによりも、まず大切なのは「安全」です。
※「安全第一」と言いますが、第2、第3の続きがありまして、第2は「品質」第3は「生産」。
ところが。
最初(1900年代初頭アメリカ)の頃は【安全第三】だったのです。
その頃の順番は「1生産、2品質、3安全」でした。
「私は」
私は、高いところの樹を処理。
切る前はこんな感じ。
「1時間半ほどで」
1時間半ほどで、左の大きい枝を3本ほど処理。
この樹もナラ枯れで枯死し、通路に枝が落ち始めていたので
安全のために処理せざるを得ませんでした。
ツリーハウスは、今しばらくは取り壊さずに、「落枝の危険を取り除く」だけに。
夕方までに、7割ほど終わらせました(夕方写真撮るの忘れました)。
「登ってみると」
木の上で、枝を近くで観察。
ホコリをかぶったように、茶色くなっているのが分かりますでしょうか。
普通に枯死すれば、時間をかけていろいろな虫が中に入り込んで
「菌に分解される+入り込んだ虫=徐々にボロボロになる」 (☆①)
のはずなのに、あまりに急激に枯れたので虫が入り込む時間が無かった様子。(少しいましたけど)
木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)ばかりがはびこり、粉をふいたようになっています。
切り落とすにも、普通は7割ぐらいチェーンソーで切って、残りを注意しながらのこぎりで落とすのですが
半分切っただけでもうバッキリ折れて落ちそうになる。
今までの枝の除去とは勝手が違いました。
※下に壊してはいけないもの沢山でしたが、最後まで、破損はほぼ無しで完遂。
「☆①」
普通の枯死枝↑
人間にとっては「落ちたら危ないワ」というだけの枯死した枝。
でも、
正しく枯れた枝には、たくさんの幼虫等がおり、
キツツキ等にとっては「☆素敵なレストラン☆」。
虫にとっては幼虫が住みやすいマンション。
そんな自然の営みを滅茶苦茶にする「ナラ枯れ」も・・・
自然の一部なんですよね。
視点を変えれば違うものが見えてきます。
今、日本中で大問題になっているなナラ枯れは、ナラ科の植物にとっては
人間のコロナ以上の「生命と種の危機」。
この後どうなってゆくのか、推移を見守るしかありません。
「焼け焦げた跡」
テーブルの樹脂部分に、焦げた跡。
始め、これが何だかわからなかったんです。
誰かがたき火の燃えた樹を置いたのか!?なんて思ってました。
実はこれは「収斂(しゅうれん効果)」のせいでした。
「収斂効果とは」
レンズの様になって、光が集まって発火したりする現象。
テーブルの焦げ跡は、「水のピッチャー」を置いたところで
コレが起こったせいだったのです。
ぬぅ、ビックリ。