樹と肉牛
「昨日のお天気」
本日、水曜日は雨ですが、昨日は晴れでした。
「装備」
ガッチリとした命綱とハーネス。
足に装備した「木登りトゲ(青いの)」。
「こんな道具」
脚に装備した「木登り道具」は、鋭いとげが2本シャキーンと出ております。
「こう登る」
木にガッと、刺しながら登る。
ドキドキ・キノボリ。
「落としたい枝」
矢印の部分の枝を落としたい。
枝と言っても、切る部分は「大人の胴回り」ほどあります。
重さは300㌔以上あるでしょう。
それが重力で落ちてくると、破壊力はとんでもない。
この枝の下には、マーラやラマの小屋がありそのまま落とすと小屋が吹き飛んでしまいます。
「下から見るとこの部分」
絶対に切れないバンドで他の幹と繋ぎ、
切ったらブランとぶら下がるように縛る。
「高いところに滑車も付けてみた」
その横を、コゲラ(小さなキツツキ)が木をつつきながら通過する。
こんにちは。
「成功!」
ぶら下がった太い枝を、下ろすにも、ロープを他の木に巻き付けて重さが直接人に来ないようにして、
その上で2人がかりで少しづつゆるめて降ろす。
降ろしては、届く範囲の高さをチョビチョビ切り…を繰り返して… 写真の状況↑まで、無事に到達できました。
ちょうど枝を落とす部分に、監視用のカメラが設置されていたので、屋根の上に太い角材とコンパネでガードしておきました。
※このガードが無かったら、カメラが吹き飛ぶところでした💦 ε-(´∀`*)ホッ
「無くなりました。」
木を倒すのに、動物たちの建物の方に大きな枝があり
それを取らずに倒したい方向に導くのは無理があったので
重心を変えるために、この太枝を切除いたしました。
ーーーーーーーーー午後はキャンスポの用事でーーーーーーーー
「富士宮市北部の竹川畜産さんに見学に行く」
この度、キャンスポの新メンバー企業さんとして「モンサンフジさん(洋菓子)」と「竹川畜産さん」が入りました!
そこで、「肉牛生産の現場ガイド付き見学会」を企画し、アオゾラピッツァの大塚さんをはじめ、7名ほどでワイワイと出かける。
「育成現場」
育成状況を聞いて、最も注意を払っているのは「ストレス」。
飼育している場所を変えたときに一番ストレスがあるという事で
日々、牛たちが快適に過ごせるように全力を傾けていることを知りました。
例えば、仔牛は北海道からやってくるのに、「移動ストレス」がすごい。
完全にその移動ストレスから回復するのに1ヶ月はかかるそうで、そこは特に注意を払いながらお世話をします。
「もうすぐ完全体に」
最初はドキドキしていた牛たちも、どんどん人に慣れてくるそうです。
そして、ここでの育成がもうすぐ終わる牛達の体形に驚かされました。
「前から見ると」
前からシルエットで見てみると、お腹も背中も
顔よりもハミ出るほど「ドドーン」と成長しています。
体形、すごい。
「背中なんてもう、クジラみたい」
いつも見ている乳牛とは、背中も全く違いました。
完全に別の生き物です。
「ワラも食べさせます」
やはり育成にはイナワラも良い。
栄養は少なくても、繊維が多く、おなかが良く動くようになるので稲わらは良い。
「チアリさん」
ガイドして下さったのは、竹川畜産のチアリさん。
代々続くこの畜産業、餌代の高騰など厳しい背景の中で「もう廃業するか…?」という家族の話を聞いて
「子供のころから見てきたこの家業を、無くすなんてありえない!」と、
それまでの仕事を辞めて、家に戻ったのです!(4代目!!!!)
日本中で廃業が多くなってきている今だからこそ「今が踏ん張り時だ!」という気持ちで
前向きに新しいことに取り組んで見えるのです。
それで、来月半ばには、とうとう夢だった自分たちのお店「たけちくミート」というお店を始める段取りが整っております!!
そちらもぜひ訪問させていただければと思っております。
※30年ほど前には、竹川畜産さんからまかいの牧場に乗馬用の馬を導入した事もありました。
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今日は雨ですね…☂
この時期の雨は「八入の雨」と呼ばれ、「一雨ごとに葉が色づいてゆく雨」といいます。
「八入」は「やしお」と読み、他の言葉での同じような読み方では
「感慨も一入(ひとしお)である」という様に使います。